桧とイ草の香りになごみながら、日本庭園を眺めつつお茶やお琴を嗜む。そんな風雅な暮らしをおくるお住まいを、当社とともに叶えられたKさんご夫婦。共通の趣味は茶道で、奥さまは琴や三味線も弾かれるという、日本文化をこよなく愛されているおふたりの家づくりには、和室と縁側が必須でした。「でも、和室を提案できる建築会社は限られていて。その中で、小嶋工務店さんは要望をきちんと聞いてくれたうえ、日本の伝統的な建築技術も採り入れて、私たちのイメージをしっかりとカタチにしてくれました」。念願の和室は、鴨居をはじめ敷居、長押、廻縁などに桧材、床柱にひときわ目を惹く堂々とした杉の絞り丸太、床脇には四季折々の風景を愉しめる丸窓、炉を設けた畳など、素材や仕様ひとつひとつを厳選。同時に、縁側には『TOKYOWOOD』の桧の無垢床材をふんだんに用いて、ぬくもりと様式美薫る空間を実現。「これからは気軽に茶道仲間を招いて、お茶を点てたいですね」と、笑顔のご夫婦です。
また、遊歩道のある緑地や桜の街路樹など、住宅地ながら自然豊かな立地を最大限に活かしたプランニングも、Kさん邸の大きな魅力です。2階のLDKやインナーバルコニー、窓などの配置を綿密に計算し、外からの視線を絶妙に遮り、室内からは気兼ねなくさわやかな景色を満喫できるようにしました。「リビングだけではなく、書斎からの眺めも良くて癒されます。南側は隣家が近接していますが、高い位置に窓を付けたのでお互いのプライバシーは守られますし、陽の光もちゃんと入って明るいんですよ」。
さらに、高気密・高断熱+二重通気で快適なソーラーサーキット工法や、全棟で耐震等級3を取得するなどの当社の住宅性能も、安心感につながったそう。「この家は太陽光発電システムや、食料を備蓄できるパントリーを設けるなど、災害への強さも意識しました。将来的には電気自動車を使おうと、充電設備もつけています」と、先々の安心・安全、そしてサステナブルライフまで見据えられています。お茶やお琴などを通して、海外の方をお招きすることにも興味をお持ちだというグローバルなご夫婦。伝統とモダンが調和する木の住まいから、世界や社会にむけて様々な可能性を花開かせるかもしれません。