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神奈川県相模原市
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東京都府中市 / N Hütte(エヌヒュッテ)
2階建て
パンを並べる木のカウンターには、松林さんのご実家に長年あった栗の木が使われています。この栗の木は、30年以上ご家族とともに時を過ごしてきました。お店を建てるために、ご家族で『ありがとう』の気持ちを込めて伐採し、新たな形でここに生まれ変わりました。今度はお店の一部として、また皆さんを温かく見守ってくれます。
お客様の
家づくりストーリー
府中の森公園のほど近くにオープンした、隠れ家のようなパン屋さん“N Hütte(エヌヒュッテ)”。大きな木の柱やカウンター、ダイナミックな吹き抜けなど、ぬくもりと開放感に包まれた空間は、まさにドイツ語で山小屋を意味する“Hütte(ヒュッテ)”の店名通りの心地よさです。オープン初日は朝早くから多くのお客様が訪れ、開店前にはすでに長蛇の列ができるほどの盛況ぶり。店内には食パンやメロンパン、コロネなど人気の定番商品だけではなく、本格的なフランスパンやずっしりと厚みのあるキッシュ、キラキラ輝いたフルーツたっぷりの焼き菓子などが賑やかに並び、お客様は楽しそうに、たくさんのパンを購入されていました。
グランドオープン前から、限定出店や予約販売などで「美味しい!」と評判になっていたN Hütte。すべてが順風満帆と思われましたが、「実は1年近く、お店を建ててくれる工務店が見つかりませんでした」と、店長兼シェフの松林さんは言います。元アスリートという異色の経歴を持つ松林さんですが、選手を引退後、幼いころから憧れていた、もうひとつの夢であったパン職人を目指して一念発起。名高いパン工房や研究所で10年以上厳しい修業を重ね、接客や経営も学び、いよいよご自分のお店を持とうと計画されたそうです。「地元府中にお店を出したくて物件を探していましたが、タイミングよく実家の土地を使わせてもらえることになって。何の知識もないまま、とりあえず理想を詰め込んだ図面と店舗イメージ資料を用意して、ハウスメーカーや工務店に相談しました。でも女性1人で、融資が受けられるかもまだ決まっておらず、しかも住宅ではなく店舗というイレギュラーの客なんて、ほとんど相手にされませんでしたね。かろうじて候補として残った会社も、あまりしっくりこなくて…」
どうしたらよいか分からず悩んでいた時に、街中で偶然見かけたのが、なんと小嶋工務店の看板だったという松林さん。「こんな近くに工務店があったとは!と思い、電話したのが始まりでした。最初の打ち合わせから営業担当の方と設計士さんがいてビックリしましたが、とにかくこちらの話を細かいところまでたくさん聞いてくれました。ちゃんと向き合ってくれたという初めての感覚もあり、とても印象的でした」
さらに驚いたのが、2回目の打ち合わせで模型まで作られていたこと。「今まで漠然としていたお店のイメージが、ようやくカタチになった!と感じました。契約前なのにそこからまたたくさんの話をして、契約後も最後の最後まで寄り添い続けてくれました」
スタッフの親身な対応に加え、当社に決めていただいたもうひとつの大きなきっかけは、小嶋社長だったそうです。「現場見学会に参加した時に、小嶋社長もいらしていて話をさせてもらいました。社長自身とても苦労されて、でも信念をもってここまで業績を上げて会社を経営されてきたことに感銘。生半可な気持ちでは続けられないという、企業のトップとしての覚悟やにも惹かれました」
小嶋工務店との運命的な出会いから、ようやく念願のお店を建てることができた松林さん。お店づくりでこだわったのは「お客様との距離感」とおっしゃるように、厨房が見える大きな窓を外と内にたくさん配置。接客スタッフだけではなく、パンを作るスタッフの姿もあえてお客様に見せることで、言葉を交わさなくとも安心感と親近感を持てる工夫をしています。「厨房は私の希望を実現できるように、営業の方や設計士さんをはじめ、大工さん、職人さん、さまざまなメーカーの担当の方が密に連携して試行錯誤しながら進めてくれました。作業がしやすくてとても気に入っています。広すぎたかな、と思いましたが、将来的には地元の子どもたちを集めて厨房見学やパン作りをしたいと思っているので、ちょうどよかったです」と、笑顔で語ってくれました。
ほかにも、設計士の提案で外の庇を大きく作って、ポーチ兼フリースペースに。お客様がベンチに座ってパンを食べたり、のちのちコーヒーを提供してカフェスペースとしても活用できるなど、地元の人たちの憩いの場所にしたいという、松林さん思いを込めたプランニングとなりました。
「まずは私が今まで美味しいと感動したパンの味を再現して、改めてパンの魅力・素晴らしさを皆さんに経験してもらいたいですね。そこからパン作りイベントなどを少しずつ企画して、パンに興味を持ってもらえるようにしていきたいです」と、静かに、でも力強くこれからのお話をしてくださった松林さん。地元で愛される名店になるのも、そう遠くはないと感じました。
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