吹き抜けの開放感に、無垢桧材のぬくもりとさわやかな香りに包まれた、明るく心地よいAさんの住まい。小さな頃からキャンプやアウトドアが好きで、自然に慣れ親しんでいたご夫婦が、「家を建てるなら、木や自然素材にこだわる建築会社で」と選ばれたのは、小嶋工務店でした。「多摩産の木『TOKYO WOOD』の家づくりに共感しました。海外から木材を輸入すると、輸送時に化石燃料を使うので環境負荷がかかりますが、東京の木なら減らせます。また、その木で家を建てると、地産地消にもつながる。そういった自然や社会に貢献する取り組みを一番しっかりされていて、私たちの価値観と合っている会社さんだなと思いました。」また、モデルハウス見学や宿泊体験で、実際に木の風合いやソーラーサーキット工法の心地よさを体感できたのも、決め手になったそうです。
木をたっぷり使うとともに、ご夫婦が希望したのは、シンプルで無駄を省いた家にすること。インテリアは色数を最小限に、余計な家具やインテリアを置かず、エアコンなど生活感のある家電も隠すなど、ミニマルスタイルを徹底。間取りにもその考えが反映されており、吹き抜けのある大空間LDKに、毎日に必要なモノのほとんどを揃えた収納スペース、そしてゆったりとくつろげる洗面脱衣室・浴室で構成された1階は、食事をはじめ、家族団らんやお子さんの勉強、朝・夜の身支度まで、生活のほぼすべてを完結できます。「以前はマンションに住んでいて、何をするにも数歩でできるワンフロアの効率の良さを、建築士さんにそのまま持ち込んでもらいました。」その分、一戸建てならではの“庭”のある暮らしを満喫できるように、リビングには濡れ縁、洗面脱衣室には勝手口、さらに玄関からぐるりと回遊できる動線を設けるなどで、気軽に自然と触れ合えるように工夫されています。
対して2階には、家で過ごす時間を大切にするファミリーライブラリーを設計。文庫や雑誌、奥様が集めたお気に入りの絵本を、コーヒー片手に窓辺でゆったりと読み耽る…そんな贅沢さを味わえる空間も叶えました。
「何事にも納得できないと先に進めない性格なので、打ち合わせの回数がとても多くて、担当されたスタッフの皆さんは大変だったと思います。それでも親身に、こちらが迷ったときには何が引っかかっているのかを一緒になってとことん突き詰めるなど、しっかりとサポートしてくれました。おかげでひとつとして不満のない、大好きな家を作ることができました。」と、当社との家づくりを笑顔で語ってくださいました。