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断熱材
2016.11.02
2016年も残り二ヶ月を切りました。
気候もだんだん冬になりつつあります。
北海道出身だけあって寒さにはめっぽう強いのですが、
冷え込むとうら寂しいのはどこに住んでも同じですね。
こんな時は暖かい話をしたいと思います。
住宅において暖を取るのに欠かせないのが断熱です。
基礎・壁・屋根まで覆った外断熱でおなじみの
ソーラーサーキットですが、
実物の断熱材はこんな感じです。
見た目も質も発砲スチロールにそっくり。
厚みは5cmです。
ビジュアルは素朴そのものですが、こんな特徴を持っています。
①吸水による断熱性の劣化が無い
→たとえば、びしょ濡れのシャツやコートを着て
秋口に外を歩けば異常に寒いことでしょう。
(まずありえないシチュエーションですが)
水気を含んでいるというだけで熱は奪われてしまうんです。
発砲スチロールは吸収せずに弾きますよね。
その性質をうまく利用しています。
(水、沁みてません)
②優れた耐圧強度
→大の大人が全体重をかけてみません。
圧力に強いのです。
この素材を構造全体を張り巡らせるようにして覆い、
一つの箱のようにしてしまいます。
夏は床下の通気口(床下ダンパー)を開けて
空気の流れを壁の中に作っていましたが、
これも閉じ、全く隙間の無い密閉状態になるのです。
余談ですが、以前この断熱材を尻に敷いて座布団にしてみたところ、
なんと、じわじわと尻に温みを感じることができました。
(体温を逃がさず留めているのでしょう)
この断熱材で四方八方を覆った家の中は
暖房の熱を逃がさず、いつまでもぬくぬくなのだろうと
この時ふと思ったわけです。
販売企画部 佐藤彩香