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ウイリアム・トムソン
2021.04.11
こんいちは、小嶋です。
今日は少し風が強く花粉が飛んでいますね、黄砂の影響なのか車が黄色くなり小まめに洗車しないと、車外でも車内でもくしゃみが酷くなり、花粉症の私にとっては本当に辛い季節です。空気清浄機まわして凌いでいますが、本社屋も気密性を良くし、ソーラーサーキットに建替えたい気分です。
(社員は、現在上棟前の鹿島大規模木造住宅です)
さて、無暖房住宅の商品開発を株主の皆様と進めていますが、そんな中普段では聞きなれない単位記号が何個か出てきます。特に興味があった数個を調べてみると面白いですね。住宅の断熱性能について関りのある単位ですから、『熱量』に関わる単位カロリー(cal)やワット(W)等は聞き慣れていると思いますが、今回は熱伝導率等に用いられるk(ケルビン)について面白かったので記載してみたいと思います。単位の名称は地名や人物等、様々な由来がありますが、今回のケルビン(k)はスコットランドにある川の名前、ケルビン川が名前の由来だそうです。名付けた人物は、William Thomson(ウイリアム・トムソン)という日本の幕末期に活躍し、面白い事に磁気コンパスの開発に大きく貢献した人物との事です。
住まいの温熱環境の評価を下す指標の一つとして、Q値やUA値があり、Q値は正確性に欠ける為、現在では、UA値を用いる様になっています。その時の単位記号として出てくるのがk(ケルビン)なのですが、調べてみると本当に面白いですね。トムソンは熱伝導理論を用いて、地球や太陽の年齢を推定した人物です。当時の情報量では地球や太陽の現代把握されている年齢とは大きく差が出ていますが、それでも幕末の時代にそんな事を思いつくだけでも、凄いとしかいいようがないですよね(笑)パソコンや電卓もない時代に、計算している姿を想像すると、夢中になって働いていたんだろうなと思ってしまいました。夢中になる事は、楽しいですし、知識を得れば得るほど解らない事が増え続け夢中になる。生涯、研究に没頭していた人物なのかなと想像してしまいます。スコットランドのグラスゴーには行ったことはありませんが、何時か、大聖堂や美術館の建物を見て先人達の時代に触れてみたいですね、さあ、お昼ご飯時間は終了し、見積作成がんばります!
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