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T様 × 中嶋材木店
2018.04.16
TOKYO WOOD広報誌『森ノ報せ』より!
中嶋 TOKYO WOODの家にお住まい方のお家に足を運ぶのは初めてなので、ここに来るまで内心とても緊張していました。というのもフローリングや階段に悪いところがないかなと…。でもフローリングもいい色していて、綺麗な状態で安心しました。うちで作った階段もこうやって使ってもらえて嬉しいですね、家において階段ってやっぱり見せ場なので。
T様 とても気に入っています。それこそうちはリビングから階段がつながっているので、来客されるお客さんにはここを見てもらわなきゃって感じです。
中嶋 もともと国産材、TOKYO WOODで家を建てようと思ったのはどういう経緯だったんですか?
T様 父が内装や木工関係の仕事を行っていて、その関係で木が身近にあった環境で生活していました。なので家を建てるなら木の家が良いなっていう想いは漠然とありましたね。それと昔バイクで色んなところを回っていて、三重県宮川村という町に行ったことがありまして。そこでたまたま入ったカフェのオーナーと色々話が弾み、ある林業家さんに会わせて頂いて、その方から日本の木が使われていないという話を聞いたんです。それから森林に関心を持つようになって、それこそ間伐体験をしたこともありました。なので木に貢献できたらいいなっていう想いもありました。妻も同じく、木の家がいいと言ってくれたので本当に良かったです。
中嶋 なかなか夫婦揃って「木の家がいい」っていうご家族も珍しいかもしれませんね。だいたい旦那さんが好きか、奥さんが好きかのどちらか、なんていうケースが多いようなので。例えば旦那さんが好きでも、奥さんが床の手入れが大変なんて理由で敬遠されちゃうこともあったり。
T様 実は後から知ったんですが、妻の実家が小嶋工務店さんで家を建てていたんですよね。そんな偶然も重なってましてお互い意見は一緒でした。あとは先ほどのバイク旅の話ですが、東京の木を使って家を建てたい、国産材の方が高いかもしれないけどそっちの方がいいなとは思っていました。それで実際に展示場にも足を運んで決めました。
中嶋 展示場でも木造は色々あったと思うんですが、国産材で家を建てているハウスメーカーはないと思います。木造でもホワイトウッドなどの外国材を使ってますからね。こちらのお家ではTOKYO WOODの無垢のフローリングを使って頂いていますね。無垢のフローリングというと正直、傷がついたり、木も動くんで伸びたり縮んだり隙間が開くこともあります。そういった面についてはどうお考えでしたか?
T様 その辺りは許容範囲でしたね。父親が内装をやっていた時の話で、ショールームなどで無垢板を使っていて、そこを女性がハイヒールで歩いたらボコボコになったという話を聞いたことがあります(笑)。でもそれはそれで木の良さかなって。一つ目の傷はショックでしたが、そのうちだんだん慣れてくるというか味だと思うようになりました。子供たちも裸足で歩き回るのが好きみたいで、夏場なんか床で寝転んだりしています。絨毯とかは本当いらないし、歩いていても柔らかさを感じたり、温度感も他の床と違うんですよね。
中嶋 材木屋からするとすごい嬉しいことばかり言ってもらえてますね(笑)。お客さんの中ではマイナスの面ばかり気にしてしまう方もいますけど、皆さんのように木の良さを分かってくれて使ってもらえると嬉しいですね。
T様 床の色味が変わってしまうのはしょうがないかなと思いますが、いい感じに落ち着いてきたような気がしてます。今では家具もこうした落ち着いた木の色に合わせてコーディネートしています。それとうちの床、無節のフローリングを贅沢に使わせて頂いているんですよね。
中嶋 これはとても綺麗だと思います。無節は丁寧に育てられた木じゃないと取れないんです。さらにいい丸太の中でも一本の木から無節はほんのわずかしか取れないですからね。
T様 ちなみに階段も無節ですよね?ショールームを観に行った時に気に入って、是非うちで使いたいなと思ったんですよ。この階段は実際どうやって作ってるんですか?
中嶋 階段は基本無節なんですが、カットして繋ぎ合わせているので、実は節がある部分もうまく使ってるんですよ。図面を見てからそれぞれオーダーで作っています。階段の一段一段は細い材料をフィンガージョイントっていう機械で繋ぎ合わせて木を無駄なく使います。TOKYO WOODならではの檜の階段です。本当は規格品で4メートルの板を取って、それをカットして使えば楽なんですが、切り無駄がすごい出るんです。製材工場は端材がどうしても出るのが課題なんですけど、こうやってうまく使って木を活かすようにしています。バスツアーなどの見学ツアーなど実際に山に行ってみてどうでしたか?
T様 いやぁ行ってみて良かったですね。あいにくの雨でしたけど、子供達にうちの家となる木が、どういうところから木が伐り出されているのか見せてあげられたのは良かったです。グレーディングマシンの印字も生で見られて興奮しました。
中嶋 製材所の仕事っていうと、丸太を四角くしたり、板にして出すことしかできないので、このやってTOKYO WOODの取り組みでお客様に認めてもらって支持してもらえるようになったのは嬉しいですね。こうしてお客様と接点を持つことができるようになって、完成したお客様の家に来たことも初めてだったので歓喜深いです。
T様 本当に快適に過ごさせていただいています。今回いただいた檜のまな板でぜひローストビーフを切りたいなと思っています。