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社長ブログ

小嶋工務店五十年史 その10

2016.07.27

おはようございます、小嶋です。

まだじめじめした感じがありますね、昨日のお昼頃から降りだしてしまい、そろそろ雨降りは勘弁して欲しいものですね。

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さて、弊社の50年史の歴史について数度に亘り書いてきましたが、そろそろ懐かしい思い出とは違い鮮明に思い出させる(笑)

たまに今でも夢でうなされますが、私にとって人生の中でも一番辛い時期を迎えますね...

書ける事、書けない事、沢山ありますが、そんな中でも印象に残る出来事を少し書いてみたいと思います。

しかし何でこの忙しい時期にむきになって書いているのか(笑)自分でも不思議です...

丸一日お休みを頂いたのは、まだ寒かった時だと記憶が薄れるほど仕事馬鹿になっていますが、集金に来られた方から『社長のブログ毎日楽しみにしています!』と、素敵な笑顔で言われてしまい引くに引けなくなってしまい...

正直、毎日がんばって働いていて流石に毎日は辛いので、少し文章を短くして、日にちを稼ぎながら繋いでみたいと思います(笑)

さて今回は、平成も二桁を過ぎた頃だったと思います、当時の私は株主の皆様からご使命を受けた取締役営業部長という役職でしたでした...

兄が去り、株主の皆様に資本参加をして頂き、一族経営(なんか犬神家みたいですね(笑))からの脱却をし、いよいよ私も経営に参加し弊社の再構築を始めました。この時、私が株主の皆様に提出した提案書は、未だに私の引き出しの中に入れてありますが、その中の一つ、弊社で働く職人さんの意識改革という提案書について今回は書いてみたいと思います。

娘の家を造る気持ちで

当事、ゼネコン体質になっていた弊社を変え、不動産業者からの下請け仕事から一切手を引くと宣言した私でしたが、最初に手をつけたのが職人さんの意識改革でした。ハウスメーカーの下請け時代職人さんと近しくさせて頂いた事もあり、工務店の一番の核はやはり職人さんだと、誰でも考えますが、一番最初に手を付けた改善項目でした。

ある日、近所にある新町幼稚園に通う、娘の幼稚園の運動会に行き応援していた時、『小嶋さんって建築会社ですよね』っと隣に居た奥様に声を掛けられ、『そうですよ、小金井街道の脇に会社があります』と応えたら、『私達今、新築の計画をしてるんですけど、展示場に行ってもどれがいいか迷っていて...』と相談を受けました。

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馬鹿のように娘の勇姿に大声で応援していた私でしたが、急に仕事の顔に変わった事が、よほど面白かったのか『普段はそんな感じなんですね』っと思い切り奥様に笑われてしまいました(笑)

何度か御自宅にお邪魔してご契約を頂き、いざ工事着工となった時、正直な話どの職人さんを選ぼうか真剣に悩んでしまいました...

お恥ずかしい話し、この時、もし娘の友達の家で何か失敗をしてしまったらと考えてしまい、最悪娘の友達を奪ってしまったらと段々と自信がしぼんでいき...

ああ、これが家をこさえたいと思うお客様の気持ちなんだと、その時はじ始めて感じました。歩合の営業時代やバブルの名残で仕事は次々からやってきた流れ作業のような時代で育った私ですが、この時、自分たちの生き方をどのようにしたらいいか、娘の友達に教わったような気がしました...

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建設部長に何度説明し、開催したのが現在定期的に開催しているCIS研修でした。そしてその時職人さん達に配ったのが、原稿用紙17枚を要約した『娘のために造る家』という文章でした。

まず、棟梁20名ぐらいだったと思いますが会社の4階にお集まり頂き、現状の私の不満をお話しました。仕事がまだ沢山あり、作り手が足らない時代ですから、職人さんに対してこのような発言は当事では考えられない時代でした。

そして、あまり熱くならない様に静かに職人さんに語りかけました...

『棟梁にお願いがあります、自分のお子さんの家を建てる気持ちで造って下さい、私は今の皆さんの仕事ぶりに大いに不満を持っています。私が思うのですから、お客様はもっと思っていると思います。これから私の理想とする、技術の小嶋と言われる会社にしたい、もし、私の考えに賛同できないのであれば、出来る方だけで会社をやって行きたいんです。私の考え方が間違っていると思う方は、どうぞ退席してください』

今の世であれば、何甘ったるい事やってんだ、やらせればいいだろうっと思うかもしれませんが、当時の弊社の状態、私は営業部長というポジションという事もあり、中々厳しい事を言ってもその場だけになり、そして本音を言えば当事の現場の管理者にも理解して欲しいと話しかけました。

私の言葉を聞いて部屋を出て行ってしまう職人さんも数名いましたが、大半の棟梁は『俺達のどこが悪いのか言ってくれ、何が不満なんだ』っと、昼夜問わず研修後も携帯電話に連絡が入り、毎日のように現場で話し合いを続けました。

ですから、私が現場に行くと職人さん達は、なんだ社長来たぞっ、また何か始めるのかっとか、現場に行くと次の現場では私が現場周りをしていると、職人さん同士で連絡を取り合い...

警戒して待ち構えるようになってしまいました(何だか寂しいですが(笑))

ただ当事の私は正直、四面楚歌、社員からも職人さんからも、またなんか言ってるぞという感じで(今もかな(笑))、正直、心の中を打ち明けられるのは、職人さんのオサムさんだけでした...

 

(ゴルフなのに何故か登山服で現れたオサムさんと白田さん(笑)

兄からの社長交代、外部の資本参加などで、社員の皆さんや職人さんが船頭を無くした船のような状態になりそうでしたが、断固たる決意を心に秘め、一歩一歩(当事は破壊者と言われました(笑))着実に職人さんの働く感謝の気持ちの改善をしていきました。

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(現在は着工式で職人さん達自ら、お客様に感謝の気持ちをお伝えさせて頂いています。)

CIS研修(Customer satisfaction +impression)

その中で今も続けているのがCIS研修です。第1回目は実質この棟梁との対話からでしたが、その後弊社の現場で働く方全員に年4回に亘り、お客様の気持ちについて全員で学んでいます。

CSという言葉は、おかしなコンサルが良く使い嫌なので、CとSの間に『感動』を意味する言葉を入れてCISとしましたが...

正直、感動等を使う事を誰よりも私は嫌います、根拠が無い言葉を使う事は嫌なのですが、当事皆に伝える為に引用してしまいました。お仕事は降って沸いて来る物ではない、家を造るという人生の一大事業をお任せ頂ける喜びと感謝の気持ちを必ず忘れずに現場で働かせて頂こうと少しずつ皆とシンクロするようになりました。

あれから10数年、社員や職人さん達も弊社で自信満々で自宅やアパートを建て、問題があれば直ぐに建設部で改善してくれるようになりました。そして、来月に開催するCIS研修は今回で38回目となり、私の出番は挨拶程度になりました。

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自らの子供の家を造る気持ちで取組む、常に感謝の気持ちを棟に現場で働かせて頂く

会長はこの時の気持ちを『一棟入魂』と言葉に残し全体会議で毎回語りかけています。(私は当時この言葉好きではありませんが、最近は少し好きになりつつある...やはり会長マジックですかね(笑))

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当事こさえた造語のCIS...

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そろそろ違う言葉で、職人さん達と次の時代へ漕ぎ出したいと思いますね!

さあ、今日も一日がんばります!!

***********イベントのお知らせです**************************************************

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【真夏の小金井で避暑体験 エアコン1台でひんやりの家 TOKYO WOODに触れよう
小金井宿泊体感モデルハウス 8月の体感会】

日時:8/11(祝)~8/15(月) 10時~17時
☆上記期間中、8/12(金)のみイベントは休業させていただきます

場所:小金井宿泊体感モデルハウス
東八道路「小金井南中西」交差点角

参加方法:
期間中、直接直接小金井宿泊体感モデルハウスにご来場ください。
事前予約も承ります。ご予約の上、ご来場の場合、美味しいお米をプレゼント!
当日ご来場者には、TOKYO WOODのコースターをプレゼント!

ご予約・お問い合わせ先:
本社販売企画部 フリーダイアル0120-79-5610
内容:体感会では、肌で感じていただくだけでなく、快適さを裏付ける温度測定を行います。
「体感シート」に添って、家の色々なところの温度を測り「なぜ、涼しく心地よく感じるのか?」のヒミツを
ご理解いただく仕組みは、毎回大好評。ご参加者様には「2階や小屋裏がこんなに涼しいなんて驚いた。」
「家全体で、温度差や湿度差があまりないことを体感できてよかった。」
「実際に家の壁や床の温度を自分自身で計り、外との違いを自分の目で確かめられたので楽しかった。」
などのお声をいただいています。また、TOKYO WOODの美しい無垢の床、檜の香りにも触れて癒されますよ。
当日のご来場者にはTOKYO WOODのコースターを、
ご予約来場者にはさらに美味しいお米をプレゼントさせていただきます。

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1位 TOKYO WOODができるまで①~建築業界の金メダルに挑む~

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~TOKYO WOOD×ソーラーサーキットの家、動画一覧~

☆『TOKYO WOOD×ソーラーサーキットの家』に住まわれている、O様邸の1日を動画で追いかけたショートムービー夏編です。

『TOKYO WOODバスツアー檜原村を訪ねて』

☆『着工式 H27/8