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聴いてみてください、いい家を造る『重たい音』を!
2015.10.13
おはようございます小嶋です。
いい天気ですね、本社の近くでは建売業者さんの下請けの工務店さんが、朝早くからがんばっています。
聞こえてくる音で大工さんの今日のやる気が伝わり気持ちがいいです、他の会社ですけど(笑)
音といえば、先日、宿泊体感住宅の現場で断熱材を貼っていた時に感じた事があります。
それは...
現場で聞こえてくる『音』についてです。
近隣には建売の現場も数多くあり、様々な音が響き渡っていますが、良く聴いてみると弊社の音と、建売現場の『音』に違いがあります。
隣の建築現場から聞こえてくる音は『タンタンタン』という、昔ハウスメ-カ-の現場監督をしていた時に良く聞いていた慣れ親しんだ音。
そのリズムによって大工さんの質も解るぐらいリズム音。
この音は、幼い頃会長に連れられて現場にお邪魔した時に聞いた軽快な懐かしさを感じる音。
(昭和40年代の家造り)
(昭和48年当時の弊社です。小金井本社)
(現在のハードオフがある敷地に工場がありました。左に見えるのが小金井街道、上のほうが府中市新町です。)
でも、私共の現場は『グイイイイイン』っと重たくなんともうるさい(齋藤棟梁に怒られそうですが(笑))音。
何故、弊社の現場はこんなにも音が長く重たいのか...
(屋根外断熱の施工写真)
答えは、丸釘と弊社の採用している特殊なビスの違いにありました。
私達の現場では、断熱材を施工する時、特殊なビスを使用していますが、このビスを1本を打ち込むのに時間が掛り、その時に発生する音と、丸釘を打ち込む時に発生する音との違いでした。
丸釘を使ってリズミカルに打ち込む音は、一本あたりコンマ何秒かで打ち込まれていきますが、弊社のビスを打ち込む作業は、時計で測ってみると一本4秒余り...
丸釘と特殊ビスとでは地震の時の引き抜き強度が3倍近く違うのですか、やはり作業には時間が掛り手間が掛かります。
村山棟梁曰く...『特殊ビスを30本も打ち込むと手が疲れるよ』っと...
カタログには決して記載されていない大切な事...
(本物を造るには根気がいる、でもやっぱり本物は素晴らしいですね! TOKYO WOOD)
『一本の1円の釘』と『1本50円~100円の特殊ビス』の違い、打ち込んでしまえば専門家でも解らない違い、この拘りを、手間を掛けていい家を造る事に、これからも私達は拘っていきたいと思います。
皆様も現場に行った時、耳を澄まして聞いてみてください!
『いい家の構造体』は、1本のビスを打ち込む時間がとれだけ掛っているかを、皆様も現場に行った時、耳を澄まして聴いてみてください、カタログには記載されていな『いいい家の音』ですから!
『特殊ビス』を大量に使用して、屋根に敷き込まれた美しい断熱材を是非見てください。