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現場日記

スペック高め

2020.01.19

こんにちは、建設部 捧です。

とうとう本格的に雪が降るようになりましたね。

朝晩は特に冷えるので丁度通勤にあたる時間は辛いですよね。

今朝も路面が凍結しており、滑らないようにといつもより緊張してしまいました。

そして寒さだけではなく、インフルエンザウイルスの活動も真っ盛りです。

我社でもインフルエンザにかかる人が例年よりも多かったそうです。

全体で見ても去年よりも流行る時期が早かったりと、やはり今年は何かが違う様な気がしてきますね。

 

 

 

さて本日は前回と同様に内壁の仕上げ材についてご紹介したいと思います。

と言っても前回の貼るクロスに対して今回ご紹介するのは塗る「珪藻土」です。

珪藻土は塗り壁の中でもメジャーなものの一つで、その見た目や機能性の面で人気があり、一般住宅でも選ぶ人が多くなっている材料です。

 

珪藻土は表面に無数の穴が開いており、そこから水分を吸ったり出したりすることで部屋の湿度を調整してくれます。

言わば呼吸する壁ということです。

最近ではその効果を利用して、珪藻土でできたバスマットというのも販売されたりもしています。

それに加えて七輪や耐火レンガに使われるくらい火には強いです。

他にも脱臭効果があったりと何かとスペックの高い珪藻土ですが、その原料は実はプランクトンの死骸なんです。

プランクトンが死んで残った殻が海底に沈み、それが積み重なって化石化したものが原料となって出来ているのです。

 



 

仕上がった表面はこの様に波打った感じの模様になります。

少し和室をイメージさせる雰囲気ですが、この雰囲気に惹かれて塗り壁を選ぶ人も多いみたいです。

因みに仕上がった状態を全体で見ると、

 



 

こんな感じになります。

正直写真では真っ白で何もわからないですよね(笑)

もっと上手く撮れるようになりたいです。

 

 

 

 

珪藻土はそれ単体では水を加えても固まることが出来ません。

セメントや石膏、合成樹脂など何かしらの凝固剤を入れなくては壁材としては使えません。

きちんと固まった後でも強い力でぶつかれば欠けてしまったりもします。

ですがそれでも選びたくなる気持ちは分かる気がします。

値段もやはり壁紙に比べれば高くはなると思いますが、どこか一室だけでもこの雰囲気が味わえる部屋があると、なんだか特別な気分になれるようで素敵ではないでしょうか。

 

建設部 捧