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11月です。
2019.11.01
こんにちは、建設部 捧です。
11月になりましたね。
月日と外の気温が釣り合っていないのであまり実感がありませんが、早いもので今年も残りあと2ヶ月です。
風邪の流行る季節ですし、最近は特に寒暖差が激しいので体調には十分に気をつけてくださいね。
さて本日は、前回の壁下地に続いて壁の中の部材についてご紹介したいと思います。
土台や柱同様に建物の構造材である重要な部材、「筋かい」についてです。筋かいとは柱と柱の間に斜めにかけられた部材のことです。主に建物の水平にかかる力を支える役割を担っています。かかる力は大きく分けて2つです。
建物が横に揺れた時に、柱を挟んだ上下の横材(土台や梁など)が左右に離れていくのを繋ぎ止める「引張力」と、逆に近づいてくるのを押し止める「圧縮力」です。
つまりは引っ張られる力に耐える部材と圧縮される力に耐える部材、それが筋かいということです。
写真に写っている斜めにクロスしているのが筋かいです。上の写真では両方とも2本の筋かいが交差しているものですが1本の筋かいが片側に倒れているものもあります。むしろ建物全体で見ればそっちのほうが多いくらいです。
因みに写真のように2本の筋かいがクロスしている状態のことを「たすき掛け」と言います。
筋かいはかける距離に限度はありますが、その中の範囲であれば基本的に距離が遠いほど有効になります。つまり、より効果を発揮するということです。
また入れる数などは構造計算で決まってきますが入れ方としてとても大事なこと、それが{全体的にバランス良く入れること}です。
地震や台風でお家が揺れた時に倒れないように支えてくれるのが筋かいです。少し意識して住んでみるだけでもずっと頼もしく思える存在です。
建設部 捧