創業までの道程


飛躍

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約束は守る(契約書の厳守)

昭和48年10月に発した第四次中東戦争(オイルショック)の影響で、物価が高騰し、特に木材の価格が、午前と午後では二割も高くなるなど異常な状態でした。ちょうど弊社もその頃、小金井市で農家風の大きな木造住宅の請負契約を交わした直後でした。お客さんとの契約前に材木屋さんから見積りを取り、口頭ではありましたが納入の約束をしており、安心しておりました。ところが、ある夜、材木屋の社長と奥様が自宅に来られ、「申し訳ありません、見積りした価額では木材を入れることは出来ません」と、お詫びに来られたので、「約束が違うのでは」と、申し伝えましたが、小さな材木屋さんだったので対応出来なかったようです。弊社でも、全ての現場で材料が高騰し、大変困りましたが、お客さんとは全て契約通り施工させて頂きました。長い間経営をしていると思いもよらない自然災害や人災など色々な事が起こります。その時の対応次第で企業の存続が大きく左右されるという事を実感した出来事でした。私はその頃、朝礼などで『約束を守る事、規則を守る事、時間を守る事』と、よく言っておりました。組織の一員として、お客様やその他の方々から信頼を得る、基本中の基本事項として最も大事な事だと考えています。

創業10年目頃の飛躍

昭和47年 建築業界で初めての15年保証制度を開始。
昭和49年 本社社屋を建て替え、1階に室内展示場をオープン。
昭和51年 多摩市桜ヶ丘「京王線聖蹟桜ヶ丘駅」に初めての営業所を開設。
同年、本社隣に(株)小嶋産業を設立。(不動産事業)
昭和52年 武蔵村山市榎に土地300坪、建物延床面積600坪、新築同様の工場物件購入当社、木材加工工場として稼働

手造りに量産の限界

桜ケ丘営業所開設後1年目、営業所は社員4名に全てを任せておりました。ある時、私の知人の紹介で増築工事を請け負いました。ある日、上棟式に出席のために現場に向かったのですが、上棟できる段階ではありません。現場では2階の軸組みも出来ておらず、棟上げが出来る状態ではないのです。如何したのかと担当者に聞くと「大工さんの墨付けに間違いが多く先に進みません」とのこと。私は、自社の技術力には自信を持っていたのですが、上棟式当日に棟上げが出来ない恥ずかしさと、お客さんに申し訳ない気持でいっぱいになりました。当時、仕事が多くなって来たことで、私の目の行きとどかないところもあり、新しい職人の技術力を見極めるのが困難になっていたのかも知れません。この時、「このままでは会社の信用問題になる、何とかしなければ!」と危機感を持ったものです。


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